ニコライ バーグマンと聞くと、あの、ボックスに入ったフラワーアレンジメントのことを思い出す方も多いのではないでしょうか。すでにフラワーデザインの世界で、第一人者として長く君臨しているバーグマン。果たしてどんな来歴の持ち主なのでしょうか。
バーグマンはデンマークのコペンハーゲン生まれ。園芸植物の卸売をしていた父親の仕事の関係で、1999年、19歳のときに来日しました。当初はいち従業員として、日本の花屋さんで修行したといいます。週末にはブライダルサロンでフラワーデザインの修行に明け暮れました。こうした日本の生花の現場で、コツコツと働く丁寧な姿勢を学んだだけでなく、また、日本の伝統工芸や着物や屏風などからも、その微妙で繊細な色使いにインスピレーションを受け、ヨーロピアンスタイルの造形的なフォルムの美しさの中にニコライ バーグマン独自のフラワーデザインを確立していったのです。
そして2001年、第一号店となるフラワーショップ「Nicolai Bergmann Flowers & Design」を有楽町にオープン。2010年には南青山の一等地に、フラッグシップストアを開店しました。